Owner's voice
オーナーズインタビュー
「僕は出雲そばの職人なんです。早朝からそばを打ち、厨房に立つこともあって、結婚後も店から近いアパートで暮らしていました。」「いつかは」と思っていたマイホームを真剣に考え始めた大きなきっかけは、長男さんの誕生でした。
「子どもが動き回るには狭いし、音も気になっていました。それに冬は寒く、夏は暑くて……。」ご夫妻とも20歳代。「ローンの支払いとかを考えたら、若いうちに建てた方がいいと思ったんです。」
コロナ禍による“ウッドショック”の影響に加え、各種資材が更に値上がりするという声も聞こえていました。「建てるなら早い方がいい。2人でそう決断しました」
それまでの住まいから比較的近い場所に土地を購入。ハウスメーカー各社のモデルハウスなどを歩き回り、最終的に奥様のご親族が新築を建てたアイフルホームに決めました。「価格や機能性とか総合的に一番バランスが取れていると感じたのがアイフルホームさんでした」とお二人。
中でも決め手になった点の一つが、高い断熱性能と気密性能です。「標準仕様でもすごい良くて。」さらに、角に丸みを持たせたR出隅などのキッズデザインもポイントが高かったとか。「子どもは何にも考えずに走り回るから(苦笑)。やっぱり安心ですよね」
「土地を購入してるんで予算が限られていて、大きな家は無理。でも広いリビングは絶対欲しかったんです」とご主人。広いLDKと共に譲れなかったのが “ありきたりじゃない”こと。「友だちが訪ねてきたら驚くような。ちょっと普通と違う家にしたかったんです。」間取りをコンパクトに抑え、開放感とオリジナリティーあふれるLDKを実現したのは、玄関とリビングを直結させるレイアウト。
驚きのアイデアは、ご主人が100本以上見たというYouTubeのルームツアーから生まれました。「細長い玄関と開口部が広いリビングをそのままつなげているレイアウトが素敵で。『これだ!』って絶対やりたくなっちゃいました」
細長い玄関ホールの白壁にはアート作品が飾られ、スタイリッシュなギャラリーの一角にいるような気分に。あえてリビングドアを付けず、靴を脱いでそのまま上がれる設計にしました。「最初はドアがないってどうかと思ったんですけど、慣れると気になりません」と奥様。ドアがないことが開放感にもつながっています。
ダイニングを吹き抜けにし、縦長のFIX窓を三つ横に連ねることで開放感に加えて明るさも創出。「よくある引き戸よりFIXの方がコストを抑えられたんです」と打ち明けるご主人。「1枚は片開きにして、出入りできるようにすれば使い勝手も十分満足です」 「遊びに来た友人たちはまず『広っ』って驚きます。目論見通りです(笑)」
LDKの開放感を生み出した工夫は他にもあります。その一つが、セミオープンの階段。「アクリル板でシースルーにしたので、すっきりスタイリッシュに見えるでしょ。奥行き感も出ますよね」とお二人。さらに階段下もオープンに。「収納スペースにするか迷ったんだけど、やっぱり開放感を優先しました」。空間にはシンプルなデスクを造作し、成長したお子様が勉強することもできるように。「リビング学習が注目されてるし……。現場で大工さんに相談して作ってもらったんです。“こもってる”感が気に入ってます」
ダイニングの北側に作ったおしゃれな和テイストの坪庭も、LDKに奥行きを出しました。「バーベキューとかができるウッドデッキにする人が多いけど、2人ともインドア派なんで(笑)。家からの眺めを第一に考えて作ってもらいました。」「夜はライトアップもできるんですよ」と大満足のご様子です。
そんな開放的な空間でも断熱性は抜群。「遊びに来た友人には『床暖房?』と驚かれます。『LDKのエアコンを1台付けてるだけ』と言うと更に驚かれます(笑)」
「とにかく生活感を出したくなかったんです」と声を揃えるご夫妻。「そしてブラックにこだわりました」。
アイランドキッチンのカウンターはもちろん、背後のカップボードや家電もブラックで統一。黒い折り下げ天井はおしゃれなペンダントライトを引き立て、洗練された雰囲気に。奥様は、「デザインを優先したけど、回遊動線なので使い勝手も抜群です」と満足な表情です。
モノトーンで統一したかったというお二人。「でも、階段の踏み板や手すりは部屋の雰囲気に合う色がカタログになくて。悩んでいたら、スタッフの人がグレーや黒に塗ってくれたんです」と明かしてくれました。ご夫妻の思いがスタッフにも伝わったのですね。
「共働きなんで外干しスペースは最初から考えていませんでした。広いランドリーで家族全員分余裕で干せるし、片付けもスムーズ。洗濯がむちゃくちゃ楽になりました。」洗濯機、物干し竿(ホスクリーン)、普段着の収納スペースが一つの空間に集結。数歩歩くだけで洗濯家事が完結してしまうのです。気密性と断熱性が高いため、洗濯物はサーキュレータ一つであっという間に乾くそうです。
「新しい家になってから整理整頓の時間が増えたよね」と顔を見合わせるご夫妻。「元々二人とも物をため込む方じゃなかったけど、最近無意識にこまめに片づけたり捨てたりしてるかも。こだわって作った自分たちの家。きれいにしときたいからかな」
ご主人が熱望した黒いバスタブ。奥様は当初「汚れが目立つから止めて」と反対していたそうです。「毎日拭き上げまで全部俺がやるから」と約束して実現。移り住んで半年以上が過ぎても尚、水切りワイパーとタオルでの掃除は続き、常にピカピカを保っています。
奥様の希望だったアイランドキッチンも「油断するとごちゃごちゃしちゃうから逆に意識するみたいです」と、奥様が収納を工夫して常にすっきりとされていました。
YouTubeやインスタグラムなどのSNSを見て、家づくりのイメージを固めたというご主人。これから家づくりをされる方にメッセージを頂きました。「知識や情報をゲットできただけでなく、自分の好みも再発見した気がします。時代のツールを活用するメリットは大いにあると思います」。自身もインスタで家の情報を発信。「最近は僕がアップした家のインテリアとかについて友達から問い合わせがよく来るんです」
「自分らのわがままにめいっぱい対応してくれたスタッフさんには大感謝。『できない』『(部品などが)ない』とは決して言わず、いろんな可能性を提案してくれて、お願いしたことを全部実現してくれました」
床面積31坪と聞いて正直耳を疑いました。常識にとらわれないレイアウトや効果的なアイテムの採用で、数字とはかけ離れた広々とした空間を実現しておられました。こだわるところには徹底的にこだわる一方で、削れる部分は思い切って削ってコストを抑制するご夫妻の潔さにも感銘しました。ありがとうございました!