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家の耐震について、とても気になりますよね。
島根鳥取でも大きな揺れを感じた阪神・淡路大震災。
この地震の犠牲の多くが家屋の倒壊によるものでした。
倒壊した家屋のもっとも重大な問題点は、
接合強度不足でした。
地震の縦揺れによって家が上下し、その力で土台から柱が抜け、建物が大きくバランスを崩したり、横揺れによって梁が抜けてしまい、倒壊する危険性もあります。
アイフルホームの家は、
「テクノスター金物」により地震の力が集中する接合部の強度を高め、構造全体の品質を安定させることで、地震に強い家となっています。
今回は、地震に強い構造をつくる接合技術を進化させた「テクノスター金物」について説明します。
従来の接合部は、
構造材と構造材をはめ込むために、複雑な加工が施され、構造材は大きく削り落とされて強度低下をまねく一因ともなっていました。
(従来工法の仕口継手加工:多岐にわたる加工形状)
テクノスター金物による接合の場合、
スリットと呼ばれるシンプルな加工形状とすることで、大きな断面欠損はなく、木本来の強さを発揮することができます。
(テクノスター金物の仕口継手加工:加工の種類はスリットと穴あけのみ)
(梁と柱の接合部)
<接合強度比較>
実際の地震を想定して、縦方向の力を加え、一般的な木造軸組の接続方法とテクノスター金物による接合強度を比較しました。
・せん断耐力で約1.4倍
・引抜耐力で約2.1倍
の接合強度があることが、性能試験で証明されました。
◆仕口強度性能試験
仕口(梁-梁)の破壊強度試験により、テクノスター金物の強さが証明されました。
※1 1kN=102.04kgfとして計算
※2 梁についてはせん断の短期許容耐力、柱については引抜の短期許容耐力で比較
※3 梁せいは270mmにて試験
※4 画像はイメージです。
建てたときの強度をずっと維持して、いつまでも地震に強い家であるために、テクノスター金物の耐用年数に求めた基準は110年以上。表面に3層の加工を施し、いちばん外側には、自動車の防錆技術として開発されたカチオン電着塗装を採用しました。
サイクル腐食試験機の試験結果により、アイフルホームのテクノスター金物は、110年以上の耐用年数があることが実証されています。
◆3層構造の処理を施したテクノスター金物
・溶融亜鉛系メッキ
・リン酸亜鉛皮膜
・カチオン電着塗装
※カチオン電着塗装の防錆性能
塗膜が部分的に損傷を受けても鉄との不動態を形成し、錆の進行を防ぎます。
地震に強い構造をつくる接合技術を進化させた「テクノスター金物」は、強度も耐久性もあり、シンプルな加工形状で、木本来の強さを発揮できる、安心安全のつくりとなっています。
※TECHNICAL & SUPPORT BOOK (2021.4)
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アイフルホームがこだわるのは
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快適に住み続けていただける住まいをご提供するために、
アイフルホームでは
木の住宅の高強度化と長寿命化を進め、
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を常に進化させた住まいづくりに取り組んでいます。